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1] 相手へ関心を持つこと

人嫌いな人は、他の人に関心がないものです。関心がないと自己中心的になります。人が怒っていようが、悲しんでいようが喜んでいようが関係ないので、話を本気で聴こうという姿勢が生まれないのです。逆に人好きな人は、相手に関心をもって理解しようとします。理解しようとすると相手中心で会話を進めようという姿勢が自然と生まれるようになるはずです。

2] 無条件で受容すること

心に引っ掛かることがあっても、とにかく最後まで相手の話を聴いてみることです。誠意をもって積極的に聴こうすれば、自然に受容的態度になり「この人は私を理解してくれようとしている」と感じられ、もっと話してみようという気になってくれます。重要なことは聴いている途中で口をはさまないことです。途中で話の腰を折ると警戒心が生まれて、「やっぱり分かってもらえない」と、それ以上相手が話す気にならなくなることがあります。

 

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3] 相互に信頼すること

相手に信頼してもらうだけでなく、相手を信頼する事も大切です。信頼から信頼は生まれるものです。話の中でうそに気付いたとしてもいちいち指摘をしないことです。最後まで信頼する姿勢を示すことによって、うそは本人が一番承知しているわけですから「この人は、うそを知っていて黙っていてくれる」と感じて、自分でもうそをつかないように努力しようとします。

 

 

 

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