7月30日(日)東京都の渋谷公会堂において、第4回日本太鼓全国フェスティバルが2000名の観客を集め開催されました。
今回はC.I.O.F.F.の共催で、各支部から選出された日本太鼓チーム23団体とC.I.O.F.F.ワールドフォークロリアーダ(世界民族文化祭)に参加している世界73カ国・2000名のうち、太鼓を使った民族性豊かなチーム3団体が一堂に会し行なわれました。
当日は、猛暑にもかかわらず、久しぶりの東京での開催とあって開場前から多くの太鼓ファンが列をつくっていました。
主催者側から塩見副会長が、共催者側からC.I.O.F.F.ワールドフォークロリアーダ実行委員会の三隅副会長がそれぞれ挨拶を行いました。演奏が始まると、太鼓の響きに街中を歩いている人達が入場し、また多くの外国人の姿も目立ちました。観客の歓声と拍手のなか5時間にわたり各チームが熱演し、午後5時フィナーレとなりました。出演者も最後まで他チームの演奏を見聞きし、色々学ぶことができたとの感想を述べておりました。
出演団体
<第1部>
1. ゆふいん源流太鼓 (大分県)
2. 銚子はね太鼓保存会 (千葉県)
3. 助六太鼓 (東京都)
4. 高野右吉と秩父社中 (埼玉県)
5. ラ・ジョヴァンソ・ド・モン・ファヴェ (フランス)
6. ルフナ・バレー (スリランカ)
7. 姜善泳舞踊団 (韓国)
<第2部>
8. 巨人伝説太鼓衆弥五郎太鼓 (鹿児島県)
9. なまはげ太鼓伝承会 (秋田県)
10. 串間くるみ太鼓 (宮崎県)
11. 愛宕陣太鼓連響風組 (福島県)
12. おおむら太鼓連くじら太鼓 (長崎県)
13. 石川県九谷太鼓保存会 (石川県)
14. 石見あらがね太鼓 (島根県)
15. 信州上田真田陣太鼓保存会 (長野県)
16. 大和の響き・京 (京都府)
<第3部>
17. 美濃小倉太鼓 (岐阜県)
18. 創作・男体雷太鼓 (栃木県)
19. 和太鼓集団藤枝太鼓 (静岡県)
20. 分水太鼓 (新潟県)
21. 尾瀬太鼓愛好会 (群馬県)
22. 雨鳴太鼓保存会 (山梨県)
23. 川口初午南龍太鼓 (埼玉県)
24. のさか太鼓 (千葉県)
25. 鼓粋 (神奈川県)
26. 真如太鼓 (東京都)
あるホームページでこのフェスティバルを見学しての感想が、率直に述べられておりましたので、紹介いたします。
「尾瀬太鼓、全国太鼓フェスティバルで花開く」
昨日の日曜日、2000人収容の渋谷公会堂で「第4回日本太鼓全国フェスティバル」が開かれた。12時から17時までの長時間であったが、2000円の入場料が格安に思えるほど、わくわくする演奏を聴くことができた。自由席のため撮影に良い席を確保しようと開場直後に行くと、真正面の2列目というスーパーシートに座れた。いよいよ最初は日本を代表するチームの演奏でスタートする。大分県の「ゆふいん源流太鼓」である。5人の小人数であるが、音が体に響いてくる。演奏の音だけでなく、見ていても演奏するその姿にほれぼれする体のこなしである。さすがに今回の大会ポスターに採用されているチームである。きっと世界のどこの国で演奏しても感動を与えるだろう。
もうひとつ250年の歴史を持つ東京湯島「助六太鼓」も素晴らしい。ビデオやCDを発売しているチームだけある。二人で組みになって動きながら演じる姿は、音で聞かせるだけでなく、目でも楽しめる姿のお手本のようである。