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第8回日本太鼓全国講習会を開催

第8回日本太鼓全国講習会が5月27・28日の両日、熊本県の山鹿総合体育館を中心に行われました。

今回は、全九州太鼓連合、熊本県太鼓連合の主管により行なわれたもので、長谷川会長、今井支部長をはじめとする会員の皆さんの熱意と努力に心から感謝を申し上げます。

講習会には、地元九州をはじめ、全国各地から280名の受講者が参加しました。開講式には、財団を代表して塩見副会長と主管団体の全九州太鼓連合の長谷川会長が挨拶、続いて河村市長より歓迎の挨拶がありました。引き続き、専門講座講師による模範演奏が行なわれました。悪天候の中、午後からは講師による厳しい指導が開始されました。

翌2日目は、朝の集いから始まり、講座も順調に進み、成果発表では3専門講座で技術を習得した受講生による演奏がそれぞれ行われ、2日間の講習による上達ぶりを披露しました。

閉講式では、小野常務理事が挨拶をし、講習会は無事終了しました。

○専門講座

大江戸助六太鼓講座 (講師:小林正道氏)

大太鼓講座 (講師:池田美由紀氏)

笛講座 (講師:高野巧氏)

○基本講座

3級基本講座 (講師:渡辺洋一氏)

4級基本講座 (講師:松枝明美氏)

5級基本講座 (講師:古屋邦夫氏)

希望者による検定試験が行われ、結果は次のとおりとなりました。

1級検定 3名受験 3名合格

2級検定 6名受験 4名合格

3級検定 13名受験 13名合格

4級検定 58名受験 53名合格

5級検定 87名受験 87名合格

 

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(5級基本講座)

 

第1回公認指導員更新研修会を実施

第1回の公認指導員更新研修会が全国講習会と併行して行なわれ、地元九州をはじめ全国から35名の公認指導員が参加しました。

○公認指導員更新研修会内容

太鼓界の現状と今後 (講師:塩見和子氏)

太鼓の歴史と特性 (講師:浅野義幸氏)

指導者としての心構え (講師:西角井正大氏)

 

公認指導員更新研修会に参加して

2級公認指導員 田中俊己

5月27・28日の両日、熊本県山鹿市で、第8回日本太鼓全国講習会の開催に併せて、第1回公認指導員更新研修会が開催されました。

九州各県と全国各地の公認指導員が35名参加し、2日間の研修を受けました。

九州での講習会で、世話役と受講生という2役を務めることは大変でした。早朝より会場の準備、開会式が終わるまではスタッフとしてあれこれ仕事をこなし、終了後は受講生となることから始まりました。

研修会は、塩見副会長の「太鼓界の現状と今後」の講話から始まりました。その内容は、現在私が目指し、実行している指導そのものでした。自分の指導を再確認できた大変有意義な講話でした。

次に、5級基本講座を見学し、実動の現場を研修しました。教室に戻り、浅野講師による「太鼓の歴史と特性」について講話を受け、続いて古屋講師による鎮魂の太鼓の実技指導があり、第1日目の日程を終了しました。2日目、西角井講師による「指導者としての心構え」として、我々とは違った別の視点から指導員のあり方についてのお話でした。

研修会における各講師の講話は大変為になりましたが、もう少し実動の部分が多くても良かったのではないかと思いました。そして、最後に公認指導員でありながら、講習会に参加しない指導員、また、公認指導員の資格を持たず、素晴らしい指導をする方々の処遇を考えていただきたいと思います。

 

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(初めての公認指導員更新研修会)

 

 

 

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