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ご祝辞

 

静岡県

知事 石川嘉延

 

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財団法人日本太鼓連盟主催「第2回日本太鼓全国障害者大会」が、霊峰富士の麓、御殿場市で、盛大に開催されますことを、お慶び申し上げますとともに、全国各地からお集まりいただいた皆様を、県民を代表いたしまして心より歓迎申し上げます。

昨年度、第1回大会が、静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」に、全国各地を代表する演奏者と多くの聴衆の皆様が集い、盛況のうちに開催されましたのは、記憶に新しいところです。こうした文化芸術の分野を始め、スポーツなど、様々な分野で障害者の社会参加が着実に進んできているのは、誠に喜ばしい限りであり、障害をもつ多くの方々のチャレンジ精神と関係者の御尽力に深く敬意を表します。

静岡県では、平成12年2月、「しずおかユニバーサルデザイン行動計画」を策定し、感性豊かな人々が様々な分野で活躍し、住む人も訪れる人も快適と感じる快適空間しずおかを築くために、「ユニバーサルデザイン」を県政推進の基本的考え方として位置付けました。ユニバーサルデザインは、年齢、性別、障害、国籍など、人々が持つ様々な特性や違いを超えて、すべての人に配慮した環境づくりを行っていこうとする考え方であり、この実現には、行政だけでなく、県民の各界・各層の皆様が心を合わせて取り組んでいただくことが不可欠と考えます。

こうした本県の施策に御理解・御協力をいただく上でも、「第2回日本太鼓全国障害者大会〜心に響けドンドンフェスティバル」が本県で開催されますことは、誠に意義深いことであります。

磨き抜かれた技術を基礎に、感情を体全体で表現するその姿は、多くの方々に深い感動を残すことでしょう。そうした感動の積み重ねは、今後の障害者の社会参加に、より一層の寄与をしていくと考えております。出演される方々には、日頃の練習の成果を十分に発揮され、今日の日が思い出深い一日となりますようお祈り申し上げます。

結びに、大会の御成功とますますの御発展を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。

 

 

 

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