代表者 高田康夫
砂河章悟 高木博司 竹部孝宏 河合大地 竹部真晃 花嶋真悟 川辺雄生 川辺直生 河合将志
この太鼓の由来は、約700年前の長承2年、現在の砺波市野村島鎮守桑野神社の神事に起因し、御神体安置の時に打ち鳴らされたのが始まりといわれています。今から100余年前に16km余り離れた東山、「市谷」という極めて険しい山奥に千古の大ケヤキのあるのを発見し、これを用材として拝殿を改築することに衆議一決しました。このケヤキは周囲12m、高さ約30mもあって、主幹には大きな穴があり、中には怪獣が住んでいて、神の崇りがあると恐れられていたので、この大木を伐採するため無事を祈り、大太鼓を打ち鳴らし、かつ道無き難所を運び終わりました。
拝殿は、時の左甚五郎と言われる名工・又四郎の手によって再建され、その祝いに太鼓や酒樽などを打ち鳴らし、老いも若きも夜を徹して喜びあいました。おそらく、ケヤキ一本で出来上がった建物は、全国でも珍しいでしょう。
当時の労苦と喜びを今に伝えて打ち鳴らす太鼓を“いさみ太鼓”といって保存につとめています。
なお、この神社の御神体は白蛇を奉ったもので、付近の人達は福の神様として、年々参詣者が増えてきております。
30. 長崎県 おおむら太鼓連くじら太鼓(おおむらたいこれんくじらたいこ)
演奏曲 時空(とき)
代表者 田中俊己
田中俊亮 高尾勇太 高尾飛円 高尾奈央 竹道健志 酒井翔平 原千鶴 一瀬紀子 渡司百合子 渡木裕里 村瀬紗弥香 久保裕
大村市は1000年の歴史を持つ城下町であり、城主がキリシタン大名であったことから、4人の天正少年使節をローマへ送り、ローマ法王と謁見したという事は歴史的にも有名です。
その時代と同じ頃、大村に捕鯨の基地があり、その網元で深沢義太夫という人物がおり、捕鯨で得た財産をすべて大村藩のために使い、自らは生涯質素な生活を送り、その一生を終えたそうです。
おおむらくじら太鼓は、深沢義太夫の遺徳をたたえると共にその当時の勇壮な鯨獲りの様を太鼓の響きに変え、400年の歴史を越えて現在に誕生しました。