例えば、誰にでも理解できる被害者への配慮を簡潔にまとめて、
・個人として尊重しよう
・悲しみ、苦しみ、怒り等の感情を当然のものとして受け止めよう
・ゆっくりと話を聞こう
・役立つ情報を提供しよう
・易しく丁寧に説明しよう
などの項目を取り上げ、これを「被害者支援の実践ポイント」等と称して、その実践・普及に当たる等の試みです。この他に被害者への配慮の意味を示す大阪府下統一のシンボルマークや被害者支援標語の検討、被害者支援に功労のあった個人・団体の表彰等々これらの地道な取組みが地域に根差した市民運動へと発展することを願って止みません。大阪被害者相談室は、このような情報の発信源としても、これから大いに期待が寄せられるのではないでしょうか。
「支援を必要とする人がいて、支援を志す人がいて、そして大阪被害者相談室がある。」ことの意味は、今後一層の重みを増すものと思われます。