引続き、12年度においても8月17日から10月21日の約2カ月間にわたり7カ国、7名が本コースに参加することとなっている。研修内容は、講義のほか、航路標識施設及び教機関育の見学並びに航路標識関係メーカーでの実習となっている。なお、本コースは、来年度には10回目を数えることから、カリキュラムの見直し等を行い、平成14年度からあらためて新設コースを設置し、引続き開発途上国からの技術援助の要請に応えていく考えである。
また、個別研修(個別のニーズに合致した研修プログラムを策定して実施)として過去3年間には、フィリピン、インドネシア及び韓国から計8名の個別研修員を受入れた。特に、フィリピン国に対し、研修員の受入れ、専門家派遣及び機材供与の3つ協力形態を組み合わせた、ミニプロジェクト方式技術協力「海上航路標識保守技術」を平成8年6月から平成11年11月の約3カ年で実施したが、終了時その評価で、所要の成果は達成できたものの自立発展性を促すため、更なるフォローが必要とされたこのとから、相手国からの要望があればカウンターパート研修等を実施し、同国の航路標識技術の一層の向上に協力していく考えである。