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また、県総連常任顧間野方静霊子先生、古賀桜州先生に表彰状、理事長田久保豊明先生に感謝状を贈呈して永年の御労苦を賞した。

次に第二部では各会選抜による三十名合吟(三組)を披露したあと、優秀吟士による連吟は地元山間地区小学校教師の殉職を題材としたもので感銘深いものであった。最後は佐賀県立佐賀北高等学校書道科生徒九名による書道吟「祝賀の詞」は、同校が全日本高等学校書道コンクールで七回連続優勝の実績をもつだけにその大書と迫力に会場は感動と拍手の渦につつまれ、会の白眉を飾るにふさわしい余韻を残して終了した。

このあと、来賓の先生方を中心にしばし懇談会が行われ、会員の余興演芸に興じたあと、坂本岳雄の万歳で盛会裡に幕を閉じた。

(佐賀県総連副理事長北島雅山)

 

第四回五泉吟詠會

社団法人関西吟詩文化協会五泉吟詠支部は平成十二年十月一日(日)午前十時より、三重県名張市梅ヶ丘市民センターにおいて鍋谷峰永先生校長御就任・支部結成二十周年記念第四回五泉吟詠會を開催した。

五泉吟詠支部は、大阪学芸高等学校鍋谷安宏校長が指導しているが、日ごろの練習の成果を披露しようと会員と来賓の先生方が朗々と吟を発表した。

出演者以外にも地域の方々の来場者で一番一番終えるごとに会場から大きな拍手が送られ、会場を沸かせていた。

式典で先ず、鍋谷峰永会長より「本日、支部結成二十周年をむかえ大きな誇りと自信をもつことができました。皆様に感謝するとともに今後とも、御指導御支援を賜りますようお願い申しあげます」と挨拶があり、来賓を代表して名張市吟剣詩舞連盟小林鴻佑副会長より「鍋谷峰永会長の校長御就任と支部結成二十周年をお祝いいたします。今後もますます、ご活躍、発展することをお祈り致します」と祝辞、次々とお祝いの言葉が続き、主催者を代表して山口峰幸師範より「本日は、二つのお祝いの会を開催いたしましたところ、こんなに大勢の方々のご参加をいただき本当にありがとうございました。今後も更に精進を重ね、二十五周年、三十周年とこの曾を続けて開催したい」との謝辞に会場の人達から来年の大会を期待する盛大な拍手が送られた。記念撮影して解散、その後、赤目滝観光ホテル、滝本屋で懇親会が盛大に開かれ、鴻陽会の先生方や大阪学芸高等学校詩吟部OB会会員などの参加で盛り上がった。同支部は高校生や若い人が中心の詩吟愛好家の集まりで注目を集めており、今後の活躍に大いに期待がもてます。

(文責 高木康永)

 

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第4回五泉吟詠会

 

伝統文化放送「吟剣詩舞へのいざない」

12月放送予定 (スカイパーフェクトTV! 325ch)

☆タイトル

「源平盛衰の詩」「越路のうた」「平成12年度全国吟詠コンクール決勝大会各部門上位入賞者紹介」

☆放送回数

12月中にそれぞれ6回放送

☆新規受信のお問い合わせ

CSデジタル衛星放送スカイパーフェクトTV!「伝統文化放送」

電話 03-3544-1371へ

 

十二月NHKラジオ FM吟詠放送

「邦楽のひととき」

●放送日時 十二月二十一日(木) 午前十一時〇〇分〜同三〇分

●再放送 十二月二十二日(金) 午前五時二五分〜同五五分

●吟題と出演

一、和歌しらしらと(石川啄木)

松前城下の作(長尾秋水)

<吟>渡辺桜虎

二、和歌・さびしさの(伊藤左千夫)

秦准に泊す(杜牧)

<吟>田畑水姫

三、舟大垣を発し桑名に赴く(頼山陽)

江雪(柳宗元)

<吟>清水錦洲

四、冬夜書を読む(菅茶山)

社友小集(福沢輸吉)

<吟>田中摂洋

五、桂林荘雑詠諸生に示すその(二)(広瀬淡窓)

除夜の作(高適)

<吟>中野吟紫

六、友人を送る(李白)

<吟>梶田鷹巌

 

 

 

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