インタビューに答える写真(左)より母の西田美和さん、西田陵くん、師で祖父の高下青道さん、祖母の高下青峯さん
西田陵くん(十歳) (平成十二年度全国吟詠コンクール決勝大会幼年の部優勝)
師…高下青道さん(下関朗吟会)
母…西田美和さん
祖母…高下青峯さん
いつから詩吟をしているの?
陵 「幼稚園の年長の終わりごろからです」
青峯 「五歳ぐらいでしたね」
誰かにすすめられたの?
陵 「よく覚えていません」(笑)
青道 「私たちは祖父、兄弟、それから私自身みんな詩吟をする詩吟一家ですから、小さな時からこの子も詩吟を聞いていて、それが始める切っ掛けになったのでしょう。また、私が教室を開いているものですから、教えやすいというのもありました」
陵くんは先生のお孫さんにあたるのですか?
青道 「はい、そうです」
お孫さんを教えてみていかがですか?
青道 「子供ですから素直に、言ったことをそのまま覚えるので、間違ったことは言えず、この子より私のほうが緊張しますね」(笑)
お母様は詩吟をしているのですか?
美和 「いえ、していませんが(笑)、私の父母がしておりますし、それを聞いて育ちましたから、子供がすることを嬉しく思います」
娘さんにはさせようと思いませんでしたか?
青峯 「いますすめています」(笑)
お祖父(じい)さまに注意されることはある?
陵 「いろいろあります」(笑)
お祖母(ばあ)さまから見て、陵くんはいかがですか?
青峯 「練習のほうは素直にやっています。また、この子は空手もしていますから、物に対する精神力の強さを持って大きくなっているので、詩吟への取り組みも感心するものがあります」
空手と詩吟どちらが好き?
陵 「そう言われたら難しいです」(笑)
詩吟を聞いて感じたことはある?
陵 「古いなと思いました」(大笑)
それなら何故しているの?
陵 「堂々とうたっているところを見たら、カッコいいなと思ったからです」(笑)
声を出すのは好き?
陵 「はい、好きです」
吟士としての陵くんはいかがですか?
青道 「なかなか覚えがよく、将来性があるのではないかと思います」
将来性があるという点は?
青道 「音楽的に音程がしっかりしているところとか、小ユリのうまさなどです。二、三回練習すればしっかりできますからね」
全国大会は今回が初めて?
陵 「はい、そうです」
県大会の方はいかがですか?