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秋晴れに恵まれた九月十日、財団公認・山形県吟剣詩舞道総連盟(松浦岳冤??ケ)主催第十九回山形県吟剣詩舞道大会が天童市市民文化会館において開催されました。平成十五年に国民文化祭が本県で実施されることもあり、吟・剣・詩舞ともに二十一加盟団体より千名を超える参加で盛大な大会となりました。

来年群馬県で開かれる国民文化祭の出場権を決める合吟コンクールは、第一部十チームで競い合い堂々寒河江吟友会が、富士山(石川丈山)を吟じ優勝カップ、個人金メダルを獲得し国民文化祭の出場を決めた。二位は山形岳風会、三位は東根岳風会が入賞しメダルを手にした。第二部、一般吟剣詩舞では日頃の練習の成果を披露、勇壮な雰囲気の中にも優雅さを折りまぜた舞台上の演舞で会員を魅了しました。

最後の第三部は、二十一団体各流会長の出番となりましたが、何れ劣らぬ吟詠、紋付はかまの剣と扇の動きは、さすが溜息の洩れるものばかり、会長の貫禄を示しながら幕を閉じました。

(事務局 佐藤柳岳記)

 

ホテル宿泊客から大拍手

吟道紘仙流祥誠会温習会

吟道紘仙流祥誠会(奥村紘彩会長)では八月二十七日(日)日本三景の地・松島「ホテル一の坊・大観の間」で二〇〇〇年温習会を開催しました。招待客を含めて約百人が参加。当日のハイライト、構成吟は、今年が伊達政宗開府四百年に当たるのを記念して「伊達政宗」とし、政宗公の遺訓を琵琶入りで吟じるなど、剣詩舞も加わり、戦国絵巻そのもの、まさに圧巻でした。

席上、祥誠会の紋章(会員から募集した図案をもとに作成)と会旗が会員から奥村会長に贈られ、心新たに吟道に励むことを誓いました。

フィナーレは釈南山作「松島」を全員で朗詠、ホテルの一般客からも大きな拍手が起こるなど、初めて一泊で実施した会は、大変有意義でありました。

(紘仙流祥誠会事務局記)

 

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奥村会長(前列中央)を囲んで、出演者一同

 

NHK教育テレビ

十一月吟詠放送

「吟詠・山にうたう」

●放送予定 十一月二十五日(土) 午後一時四五分〜二時〇〇分

●吟題と出演者

1] 和歌・山遠く(小沢蘆庵)

<吟>笹川鎮江

2] 夜坐(藤田東湖)

<吟>笹川鎮江

3] 立山を望む(国分青?

<吟>山岡哲山

4] 山行(杜牧)

<吟>忽那琥龍

5] 一乗寺に遊ぶ(伊藤仁斎)

<吟>橋本龍淙

<吟>奥村龍愛

<吟>中野吟紫

 

伝統文化放送「吟剣詩舞へのいざない」

11月放送予定 (スカイパーフェクTV! 325ch)

☆「戦国終焉」「筑紫路の旅」「いくさを語る」

☆放送回数

11月中にそれぞれ6回再放送

☆新規受信のお問い合わせ

CSデジタル衛星放送スカイパーフェクTV!「伝統文化放送」

電話03-3544-1371

 

十一月NHKラジオ

FM吟詠放送

「邦楽のひととき」

●放送日時 十一月十六日(木) 午前十一時〇〇分〜同三〇分

●再放送 十一月十七日(金) 午前五時二五分〜同五五分

●吟題と出演者

一、和歌・幾山河(若山牧水)

客中の作(李白)

<吟>小林北鵬

二、和歌・秋さむき(佐々木信綱)

西教寺を訪う(広瀬淡窓)

<吟>杉山翔鴻

三、夜墨水を下る(服部南郭)

楓橋夜泊(張継)

<吟>前山紫峰

四、偶成(木戸孝允)

己亥の歳(曹松)

<吟>矢田星旺

五、某楼に飲す(伊藤博文)

慈恩塔に題す(荊叔)

<吟>大熊秀岳

六、秋日偶成(程?

<吟>木村武岳

 

 

 

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