間もなく本番!期待集める
第三十三回 武道館大会
吟剣詩舞界の今世紀を締めくくる祭典、第三士二回全国吟剣詩舞道大会(財団法人日本吟剣詩舞振興会主催)は十一月十二日、東京・千代田区の日本武道館で開催されます。本番を一ヵ月後に控え、合吟コンクール出場五十五団体は優勝目指して調整に余念がなく、本部企画吟剣詩舞「元禄時代の人たち」も最終仕上げに入っています。
合吟初出場は四団体
合吟日本一を決めるコンクールは初出場の四団体を含め、ほぼ昨年並みの五十五団体が出場します(別表参照)。出吟順を決める公開抽選会(代表者会議)は九月二日、東京・三田の笹川記念会館で行われました。毎年、芸術的な水準が上がってきていて、本年も高いレベルでの競吟が期待されています。
元禄文化を吟詠と剣舞・詩舞で
特別企画吟剣詩舞「元禄時代の人たち」―国際感謝年2000に寄せて―は「その一・徳川光圀公没後三百年」「その二・儒学と庶民文化の興隆」の二部作。前半では水戸黄門・光圀公自身の作になる漢詩、和歌を中心に、後半は芳醇な元禄文化を背景に同時代の文人が詠んだ漢詩の数々を、吟詠と剣詩舞であでやかな舞台を繰り広げます。
大会の概要
▼名称=二〇〇〇国民文化祭協賛事業・高松宮妃癌研究基金奉賛
第三十三回全国吟剣詩舞道大会
▼日時=平成十二年十一月十二日(日)九時〜十六時三十分
▼場所=日本武道館
▼主催=財団法人日本吟剣詩舞振興会
▼後援=文化庁・(財)日本武道館・NHK・日本民間放送連盟
▼日程=開館八時一〇分。開会九時〇〇分。合吟コンクール九時〇五分〜一一時三〇分。全国コンクール優勝者吟詠、剣舞、詩舞、郡舞披露一一時四〇分〜一二時二五分。式典一二時四〇分〜一三時一〇分。特別企画吟剣詩舞「元禄時代の人たち」その1一三時三〇分〜一四時五〇分。その2一五時〇〇分〜一六時〇〇分。合吟コンクール入賞者発表と表彰一六時〇〇分〜一六時二〇分。
入場券と売上について
会員券(自由席券)…三千円、指定席券…三千五百円。入場券売上げの一部は(財)高松宮妃癌研究基金に寄付されます。
入場券のお申し込みは(財)日本吟剣詩舞振興会事務局で受付けています。指定席券を購入された方は、当日受付で先着順に座席指定カードと引き換えます。
