(ニ) 吟詠時間は吟じ始めてから二分以内に吟じ終るものとする。
(ホ) 次の場合は失格とする。
a] 出吟までに吟題決定の所定の手続きを行わなかった者。
b] 出番のときいなかった者。
c] 課題吟以外のものを吟じた者。
d] 詩文の読みが指定されたものと異なった場合。
e] 吟詠の途中で紀句(つかえること)した場合。
f] 吟じ始めてから二分を超えた報せのベルが鳴った場合。
g] その他、審査委員長が失格と認めた場合。
(ヘ) 成績の判走は「吟詠コンクール審査規定」(日吟振内規)によるものとし、発声(声質、技術)、音程、発音、詩心、態度の五項目とし、得点の多い者を上位者とする。上位同点の場合は審査委員長が各委員の意見を聞いて決定する。
(ト) 審査の採点は次の各項にウエイトをおいて行う。
a] 声の美しさ、発声の自然さ、声量の豊かさ、声の明瞭さ、節回しのよさがあるかどうか。
b] 伴奏テープの音程に合っているかどうか。又、伴奏テープと調和しているかどうか。
c] 共通アクセント及び鼻濁音が正確に表現されているかどうか。
d] 感情表現のうまさ、声の品性、渋さなど吟詠に味があるかどうか。
e] 舞台マナー、吟詠マナー、社会人としてのエチケットが備わっているかどうか。
「注意」
一、詩文の読み方は『吟剣詩舞道漢詩集』に、また、詩文のアクセントは『吟剣詩舞道アクセント付き漢詩集』によります。
二、出場者が吟じる場合の「伴奏テープ」の音程は、本人の届出による本数どおりとし、音程の変更は認めません。
三、出場者が、抽選用詩文用紙以外の詩文を見ながら吟じる場合、用紙の大きさは、はがき大とする。
四、入選者は、審査終了後審査委員会議で決定され、その発表は表彰式典の席上行われます。入選者数は未定です。
五、成績発表並びに賞状授与の時不在の人は失格となります。