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5] 行政窓口の対応

行政の改善点としては、行政の対応窓口の一本化をあげる意見が見られた。また、UIターン者のニーズを把握し、それに応じた対応の必要性をあげる意見もあった。しかし、その一方で、ニーズが多様すぎて、行政はとても個別には応じきれない、という回答もある。また、UIターン者のニーズの把握や情報を集めようとした場合、個人のプライバシーに関することも多く含まれるので、その兼ね合いが難しく、実行に移しきれない、という意見もあった。

 

6] 地域住民とのつながり

UIターン者と地域住民の良好な関係をどう築くのか、という観点からは多数の意見が出されている。UIターン者に対し、「郷に入っては郷に従う」と地域に対し積極的に関わり、その観衆なども含めて対応を期待する意見がある一方、集落によっては、転入者が溶け込みにくい雰囲気を持つ集落があるので何とかしたい、という意見も見られた。

また、UIターン施策を推進する際に、UIターン者だけを優遇するバランスの悪さを指摘する意見も見られた。従来から住んでいる住民から、なぜ新しく転入してきた人だけを優遇するのか、という疑問が呈されることがあるようである。施策としても、UIターン施策よりも、定住促進策という形で、従来から住んでいる住民も含めた形で展開されることが多くなってきているようである。

市町村側がUIターン者に対し、地域づくりに関わって欲しいという期待があっても、UIターン者側からすれば、自然の中で煩わしいことには関わらずに暮らしたい、という希望があると、無理強いができない、という意見もあった。

 

7] UIターン者の心構え

UIターンをする心構えについて、強い要望をあげる意見もあった。UIターンをお気軽に考えることなく、Iターン者はその地域に骨を埋めるくらいの強い意志が必要といった意見もあげられている。また、UIターン者が農村部に移り住むと、農村景観の阻害につながるといった意見や、すぐに土地や家屋を求めて、安直に移住してしまうのではなく、借家住まいをしてお互いに良く知る期間を設けるなど、ワンクッションおくことが必要、という回答もあった。

 

8] 近隣市町村との関係

近隣市町村との関係に関する点では、交通アクセスを改善したいという意見や、UIターン推進に関して、互いの市町村の役割の差別化を図る必要性をあげる意見が見られた。

 

 

 

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