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1] 人口増加に関する効果

「効果があった」と回答した市町村の効果の内容としては、「人口減少に歯止めがかかった」「人口増加が図られた」など、人口増に関する内容をあげる市町村が比較的多かった。これに関連した項目では、「花嫁が確保できた」という回答も見られた。

しかし、人口減少に歯止めといっても、市町村全域で飛躍的にその数が伸びたというケースは少なく、「UIターン者がきた集落で」や、「多少なりとも」という前提のもとでの回答が多かった。

 

2] 担い手・後継者の確保に関する効果

ほかには、第一次産業を中心に「担い手の確保ができた」という回答も多かった。

具体的には、「農業の後継者ができた」、「担い手の確保ができた」という回答のほか、「農地の荒廃に歯止めがかかった」、「農地流動化が進んだ」、「使われていなかった農地の再利用が進んだ」など、農地など土地利用の促進に着目した効果をあげる市町村も目立った。また、「新たに酪農に取り組むようになった」、「特用林産物へ取り組む人が現れた」など、それまで地域になかった新しい取り組みを行う人が現れたり、「新規就農者が持っている栽培ノウハウを活用できた」、「農業に取り組む新しい人が入り、地域に活力が生まれた」などの、UIターン者が持つノウハウや活力をあげる回答も見られた。

農業以外では、林業や森林組合、森林管理のための第3セクターへの就業者が増えたという回答や、誘致企業への就業者、商工業者の後継者ができたなどの回答もあった。

 

3] 地域コミュニティ機能の維持に関する効果

また、UIターン者が増えたために、地域の諸機能が維持できるようになったという回答も多かった。たとえば、「奥集落や小集落にUIターン者が入り集落が維持できるようになった」「コミュニティ機能が維持できた」といった、集落としての機能維持が可能となったという回答が多かった。同様に、地域の諸活動が維持できた、活発になったという意見も見られた。具体的には、「消防団員が増えた」、「青年会活動が維持できるようになった」、「町内会活動が活発になった」、「まちづくり活動が活発になった」、「文化活動やボランティア活動に取り組む人たちが出てきた」などの、回答が見られた。また、児童生徒が増えることで、学校の廃校や複式学級化が免れた、といった意見も複数の市町村であげられている。

 

 

 

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