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(b) 住宅団地の造成と宅地の分譲・貸付

村の西端の、国道443号線が通る地区内に2つの住宅団地が、村によって造成され、平成8年度と10年度に、宅地の分譲・貸付が開始された。この地区にはUIターン者のうちのかなりの者が居住している。すでに示した、平成7年度〜11年度のUIターン者118人のうちの、62%に当たる73人が、この地区に転入している。これらのうちのかなりの者がこの2つの住宅団地内に居住しており、住宅団地の造成は、村のUIターン促進策として最も重要で、かつ効果の点でも見るべきものがある施策となっている。

平成8年度に分譲・貸付が開始された住宅団地のひとつは、「グリーンタウン中尾」と名づけられ、「ふれあいセンターいずみ」の敷地造成にともなって造成されたもので、国道443号線に面しており、「センター」の隣接地を占めている。この団地は6区画からなり、すべて貸付地で、入居者は自ら住宅を建てることになっている。すでに4戸が建築済みで入居も終えており、1戸が現在建築中である。残りの1区画は、貸借契約が解除されて、現在は空き地のままである。入居(建設中も含む)した5世帯のうち、3世帯が村内居住者の転居で、Iターン者が2世帯である。

平成8年のもうひとつの団地は、「グリーンタウン平」と名づけられた団地の第1期分の5区画からなり、すべて分譲地である。上に見た貸付地の団地や「ふれあいセンターいずみ」からは緩やかな谷を隔てた場所に位置していて、後に造成される「グリーンタウン平」の第2期分の団地に隣接するやや小高い場所を占めている。5区画すべてが分譲済みで、住宅も建設済みである。入居5世帯のうち、村内居住者の転居によるものが、3世帯・9人、Uターンによるものが1世帯・3人、Iターンによるものが1世帯・3人である。UIターンの2世帯は、熊本市と八代市からの転入である。

平成10年に分譲・貸付が開始された「グリーンタウン平」の2期分の団地は、浅い谷を埋めて造成された、ほぼ正方形の形をした土地を占め、その中央に小さな公園をそなえ、都市郊外のニュータウン風の住宅団地である。区画は、公園を除き、29あるが、そのうち1区画は団地居住者の集会所予定地、3区画は村営賃貸住宅の敷地である。村営住宅2戸がすでに1区画に建設され、入居を見ている。他の2区画には12年度に4棟8戸が建築される予定である。したがって、残りの25区画が、分譲ないし貸付される部分で、それぞれ10区画と15区画である。

分譲地の10区画のうち、3区画が分譲済みで、2区画ではすでに住宅が建てられているが、1区画は未着工である。残りの分譲地7区画は未契約で、空き地のままである。貸付地の15区画の方は、すべて賃借契約締結済みで、未着工の2区画以外は、13区画すべてが建築・入居済みである。

さて、この「グリーンタウン平」の第1期・第2期分の入居済みの世帯は、分譲・貸付を合わせて、25である。それらを、入居の区分、つまり、村内からの転居による入居か、Uターンによる入居か、あるいはIターンによる入居か、によって区分して、入居前の住所(居住地)、世帯主の勤務地と勤務先・職業・業種等を集計したのが、第8表である。

 

 

 

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