〔事例1:A夫妻〕(回答者:妻)
(1) UIターンの形態と時期など:Uターン、平成8年
イ. 家族構成:夫 30歳台前半(現在)、妻 30歳台前半(現在)、長男 6歳、長女 2歳
ロ. Uターン前の居住地:京都市山科区
ハ. 出身地:夫 久木野村、妻 久木野村
ニ. 現在の勤務先:夫 久木野村役場(正規の職員)、妻 久木野村役場(アルバイト)
ホ. 現在の居住状態:夫の両親の家に同居
ヘ. 夫の実家:農家父は会社勤め、母が自家用野菜作り、農地を少々他人に貸与
(2) Uターン前の状況
夫は、東京の大学を卒業後、熊本県土地改良事業団体連合会(熊本市)に就職し、熊本市に住み、そこで結婚した。しかし、仕事が合わないので、京都市の警備会社に警備員として就職し、山科区に転居した。
(3) Uターンの契機と経緯
夫は親思いの長男であるので将来はUターンして親の面倒を見ることになるだろう、と漠然と考えていたが、阪神淡路大震災のときに夫が大阪で就業していて3日間帰宅できない事態が起き、妻としては不安を感じていた。そんな折に夫の父から、久木野村役場で大学卒の職員を探している、との連絡があった。これはまたとないチャンスだと思い、応募したところ、採用され、平成8年1月から臨時職員として、同年4月から正規の職員として勤務している。
(4) Uターン後の状況
Uターン後に長女が誕生し、村から出産祝い金5万円を贈られた。
Uターン後は親が家を新築してくれるとのことだったが、予定の敷地が農振地域から解除されないために、親の家に同居している。生活費については、食費はA夫妻が、その他の費用は親が、それぞれ負担している。夫の給料は、京都での給料の3分の1くらいに減っているし、そのうえ、ここでは冠婚葬祭や飲み会の出費が多く、やりくりが大変である。妻が勤めに出るとしても、人目がうるさいので村外のほうがよいと思っている。
ここでは、公役や祭りなどでやらなくてはならないことが多く、なければ楽だと感じている。京都に比べて、近くに児童公園や図書館がなく、残念に思っている。