その後、人口減少はやや鈍化し、平成2年から7年までの5年間は、住宅整備などの定住化政策の成果もあって、わずか24人、1.28%の減少にとどまっている。また、平成7年度から11年度までの5年間も、自然減が85名あったのに対し、60名の社会増があり、あわせて25名の人口減にとどまっており、村の定住化政策の成果をみてとれる。
2 UIターンの実績
弥栄村では、平成3年から11年までの9年間で、124名がUIターンしている(表1)。村の全人口が約1,800人であるから、弥栄村は、この間、村人口の約7%にあたるUIターン者を迎えたことになる。
平成3年から4年間にUIターンした人が多いが、これは、村が同年から後述する定住化促進住宅の建設に着手したことによるものといえる。同時に、この時期は経済的に好況な時期であり、横田町の場合と同様、弥栄村でも、隣接する浜田市において新規の企業の進出や雇用の拡充がみられ、UIターン者の就業の場が確保された時期でもあった。そして、それまですすめられてきていた道路などの整備によって、弥栄村の一部区域が浜田市への通勤圏になりえていたことも大きかった。