IV UIターン者の2例
現地調査の際、UIターン者2人(S氏、Y氏)と面談する機会を得た。S氏は、Uターン者で、3年前に大垣市(在職8年)から、長男として在村の母親(60歳)の面倒をみるためもあってUターンした。「一度は都市で生活したい」という若者共通の考え方で村を出たが、長男であることもあって、当初から「最終的には故郷に帰る」ことを決めていた。しかし、Uターンするに当っては、妻(宮崎県出身)を説得するのが大変だったという。南信濃村では、広報誌で「新村民紹介」をしており、ときには「奥さまはIターン」といったとりあげ方をしている。S氏夫人もそこで紹介されているが、「初めの頃は言葉が分からなかったのですが、段々に教えてもらっています。…この村へ来て本当に良かったと思っています。」とある。当時は、K病院で働いていたが、今は専業主婦である。ご主人は第3セクター“ウッドアンドアース”(製材工場、村・村森林組合・(有)信和木材の共同出資、新山村振興農林漁業対策事業により建物、機械を整備し、敷地造成等を村単独事業で実施した。写真11及び12)に勤務している。