4. 実行結果とまとめ
500個の水分子に対して、計算を行った結果を図2-60、61に示す。
温度290K圧力150気圧(Isothermal-Isobaric)で1fs(10-15sec)単位で1ps(10-9sec)の処理を行い、構造の変化を見る。次に温度290K圧力1気圧の条件で計算を行う
今回行ったシュミレーションは、溶質を含まない純粋な水について検討したもので、150気圧の圧力差による明確な構造の変化を見いだすには至らなかった。
分子動力学計算環境には、まだ多くの考慮すべき計算環境、未解決の物理化学的が存在しているのが現状である。今後、計算能力の高速化を目指す一方で、水分子数を増やし、3次元的な分子の集団の挙動を検討して行きたい。