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取水管のブイ本体構造最下端(支持脚下部)への取付け部には、波浪によるブイの動揺及び取水管の大振れによって過大な曲げ、引っ張り力が繰り返し作用して取水管の劣化が進行し、取水管周方向に亀裂の発生していることが「海ヤカラ1号」、「海ヤカラ2000」の使用実績から明らかとなった。

この時には、ブイ本体構造最下端(支持脚下部)付近の取水管外面には保護用積巻きロープを施工すると共に、取水管の大振れを防ぐために取水管に保護用積巻きロープを施工して、取水管の大振れを抑制する対策をとったが成果は得られなかった。そこで、取水管とブイとの連結部の補強は、繰り返し曲げに有利な可とう性の高い取水管を使用し、更に積巻きロープを施工して取水管固定端の曲げ弾力性を高めている。繰り返し引っ張りに対しては、取水管の両端をブイ本体構造部と改良型取水管引き留め金物部に締結し、引き留め金物は最適長さに調整されたチェーンにてブイ本体構造部下端に吊り下げられて取水管の軸方向荷重の負担を軽減している。

 

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写真2-3 ブイとの連結部

 

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写真2-4 引き留め金物との締結部

 

 

 

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