a) サイフォン作用限界レベルは海面下約2mであり、深層水貯留用VOIDの底部レベルは海面下4mとなってブイ構造の増大を伴う。
b) 深層水貯留用VOIDスペースは水防区画の内筒内部を利用するので約1.5トンの浮力が喪失される。これを補償するためにはブイ本体の直径の増加(2.4m→3.Om)と本体重量増加(5.3トン→6.5トン)をともなってブイは大型化する
ブイ本体の規模を大きくする改造工事は、ブイ本体の新造に近い工事になるため本調査研究のなかでは不実施とした。
深層水取水方式の改善は不実施としたが、取水ポンプの強制吸引による取水管の圧壊・破損の懸念が生じないようにポンプ性能の適正化を図る。
2.3.2 付帯工事