日本語教師研修会
三週間の“特訓”終わる
今年度の「日本語教師・研修会」も、愛知県西尾市の「西尾研修所」で、五月十五日(月)より、六月三日(土)までの二十日間開催しました。
研修会のプログラムを作成し、「日本語教育法」の講義に当たったのは、(社)国際日本語普及協会(理事長・西尾珪子)のベテラン講師陣で、●日本語の初級・中級の指導法、●模擬授業、●授業見学、●中国での「日本語能力試験」、●中国語概論、●中国の風俗・習慣、●中国の学校事情等々について、午前中三時間、午後三時間(但し土曜日は半日・日曜日は休み)、みっちりと学習しました。
とくに、五月十九日には、折から来日中の中国国家外国専家局・文教司処長・袁暁利氏が研修会に出席し、中国の教育改革の現状、大学・学院の状況等々について、質疑にも答えながら、話をしました。
研修会に参加した多くの方々は、二十年、三十年間の国語教師や外国語教師の実績があるとは言え、日本語を喋る者への「国語教育」「外国語教育」と、外国人相手の「日本語教育」の違いを理解しようと懸命に取り組まれていました。
研修会参加者は、一月の派遣要員決定時の六十名から九名減って、男性三七名、女性十四名、計五一名。登録を辞退された九名の方々には、健康上、仕事上、家庭の都合等々やむを得ない事情があったと思われます。
西尾研修所は本来、中国、ベトナム、フイリッピン等からの技能研修生の「日本語教育」を行う施設。贅肉を削ぎ落したようなドライな居住環境です。参加した登録教師の皆さんは、最初の一週間は戸惑っていましたが、次第に環境に適応し、最後には「素晴らしき哉、西尾ホテル」と、賛辞を呈する人もあった程です。
六月三日、閉講式を終え、玄関先で記念写真を撮り、仲間との再会を約して、二○日間に亘る研修会も、無事に終了となりました。
参加者の感想
研修項目に追加して欲しい
槇枝理事長や専家局・袁先生らの貴重な話もあったが、要は私たち派遣された教師の立ち居振る舞いが如何に重要か、つまりはこのことが日本語教師派遣事業の正否を握っていると言える。研修の効果の有無はこの一事に懸かっている。そのため、例えば中国事情、近・現代史、中国人の思考法、マナー等の「研修項目」を新設して、私たちの頭脳を整然とした状態に改めること。(飯田隆介)
気が焦る
短くも永くもあった三週間が終わる。共同生活は楽しく、初めての日本語教育研修は有意義であった。これからやることが沢山あって気が焦る。一年間の留守対策、中国語会話の特訓、ノートパソコンの学習、中日電子辞書の特訓、中国案内書からの情報収集、何だか一刻も惜しまれるような気持だ。