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化学メッキ

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酸化還元の単元において、電子の授受を実感してもらう実験として、電気を使わない化学メッキを行うことがある。この化学メッキの方法を示した。さらに、無電解で起こるメッキの一種として亜鉛の置換反応による真鍮の作成を紹介した。

方法は、塩化スズ(II)を使用して塩化パラジウムの触媒を表面に析出させ、硫酸銅、硫酸ニッケルなどの銅やニッケルのメッキ浴に還元剤を加えて、葉脈標本に銅、ニッケルのメッキを行う手法。さらに同様に、ポリカーボネイトの板に、銅、ニッケル、銀をメッキして鏡を製作する。いずれも、溶液が少なくても可能な実験法を紹介した。さらに塩化亜鉛溶液を使用し、名前などの形を作った銅の針金に亜鉛の置換メッキを行い、加熱して黄金色の真鍮を作る反応を紹介した。

 

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