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そのためにとくにリサーチボランティアの方々にお願いするわけですが、遺伝的変異がどのように生じるか、体の炎症や体液の反応などを表すいくつかの指標がどのように関わるか、あるいは身体適性(持久力)、セックスの能力など、これらがサクセスフル・エイジングを規定するために評価する必要があります。

少し遺伝的な関連についてお話ししますと、いまの時代ではどのような遺伝子が長寿やサクセスフル・エイジングに影響するのかが少しずつわかってきていますが、この先10年、15年たってもう少し研究が進んできますと、さらに詳細にこれらを特徴づける遺伝子がどのように働き、そして、どのようなタンパクをつくり出すかといったことが明らかになってきます。その時までの間に、もしみなさんが協力してもいいというのであれば少量の血液を提供していただき、それらを凍結保存しておいて、先の時代になって目的にかなった分析を行うことができます。つまり、みなさんが100歳以上の年代に到達してサクセスフル・エイジングを獲得されたとき、どのような遺伝子機構がどのように関わったのかが明らかにされると思われます。このような加齢遺伝学の分野はイタリアと日本で少しずつ行われていますが、まだまだ未知の分野です。

「加齢は、人社会の文明化における人工的な産物である。われわれはどうして歳をとるのかと尋ねる代わりに、どうして生きられるだけ長生きするのかと問うべきである」(ジョージ・サッチャー)。この命題に応えるためにも、ぜひリサーチボランティアの方々には、私たちの主旨に沿った方向で私たちの研究にご協力下さいますようお願い致します。

 

 

 

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