日本財団 図書館


「そよ風」というフリースペースをそんな方たちの来ることの出来る場所として設けました。たんぽぽを、第2、第4の金曜日午後オープンしました。今や、親に代わって育児を行う子育ての現場である保育園が期待されている現実があるのです。利用者である親は、公である保育園に子どもを一緒に育てていってくれ、と訴えているようにも思われます。

豊かになったはずなのに、まるで砂漠ではないかと思う程の子育ての環境の中、すぐに答えが出ない子育ては、木を育てることに似ている。木の苗を一緒に植えて一緒に成長を喜びましょう。答えは、50年後にその子どもが家庭を持ち子どもを生んだ時かもしれない。一年で咲いて終わる花とは、違うのです。やがて地域の中で豊かな森ができるはずです。

子どもの幸せ、福祉や権利を守る保育園と言う場所でひたすら親を信じ愛し続ける日々。迎えるものの暖かいまなざしが砂漠の中に、みずみずしさを与える力になることと思います。そのことが、我々自身を成熟させ地域全体をそだてていくことでしょう。

 

 

 

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