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(9) どんなことにでも対応できる判断力(電話相談など…)受容

正しい知識を持つ。人間関係の充実、地域との密接な関わりを持つ。

(10) 子育てのプロフェッショナルでなければならないのは当然であるが、実践者はそれを表に出さず(支援される側の上になって見るのではなく)同じ目の高さになり、いつでも頼って来られるような人柄でなければならないのではないか。それだけにかなり難しいと考える。かなりの人生経験がなければ出来ないものだと思う。

(11) 子育てで悩んでいる人だったら、保育の経験からの知識を出し、一緒に心のケアをしていく役割。

楽しい子育てを知ってもらうため、場を提供し、さらに一緒に楽しむ役割。

 

2. 子育て支援にどのような意識を持って対応すべきか

(1) 子育て支援は、一部の職員や個人ではなく園全体でやっていくものと考える。

それぞれの家庭事情をみんなで理解して、そして協力して対応していくことで職員の連携もとれ、その支援がよりよいものになるのでは、と思う。また、プライバシーの保護・秘密保持には特に留意しなければならない。

(2) 地域の方との交流はもとよりどのように子供に接していいか分からない。病気のとき見てくれる人がいない、送迎が出来ないなどいろいろな理由で相談に来る人がゆっくり話を聞き入れ、自分の持っている知識あるいは他の職員と相談しながら不安な気持ちを取り除くお手伝いが出来るようになりたい。

(3) 地域の情報を園児の保護者や地域の母親、または地域のお年寄りとの会話を通す中でつかみ、その中から子育てに役立つことや、生活にプラスになることは積極的に支援する。社会の中で働きながら子育てしている母親の気持ち、また主婦をしながら子育てしている親の気持ちを常に大切にし、かつ理解する。

(4) 地域の方々が気楽にきて、気楽に相談できるような職員の暖かい受け入れ、話しかけが必要だと思う。園児以外の親子でも園児と同じような温かい目で見守ることが必要だと思う。

(5) 社会状況の変化と共に保育業務も変化してきている。

今子育てになにが必要かを柔軟に考えていく。

(6) 熱心さ(対応してくれる人の態度や話し方を敏感に感じ取っていると思うから)常に身近なものと感じ、関心を持つことも大切だと思う。

 

 

 

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