提案要旨
予防接種と保育
牧野郁子(和泉市立南横山保育園看護婦)
<はじめに>
1994年10月予防接種法が改正され、親が接種内容を十分に理解した上で、子どもの体調に合わせて、かかりつけの医師より受ける勧奨個別接種にかわりました。
改正後6年が経過し、接種予約や夜間接種も定着してきたと思われます。
改正前後の接種率、罹患状況を整理し今後の保健指導のあり方を検討したいと思います。
<実践>
抵抗力の弱い乳幼児期の集団生活の場である保育園では、感染症対策が健康管理の中心になっています。
当市では保健活動の一環として毎月1回看護婦会議をもち、情報交換や年間の保健統計をとっています。
1. 入園時、子どものかかりやすい感染症一覧にそって説明する。
2. 入園児の接種状況及び免疫状況を身体状況記録簿に記入する。
3. 未接種児には保護者の意向を聞きながら接種をすすめる。
4. 入院状況の把握及び感染症罹患状況(登園許可証に基づく)、その流行のきざしがみられれば、その都度保護者に知らせ、注意を呼びかける。
<統計>
表1.2 図1 参照