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提案要旨

保育所の間食

−保育所における間食の役割−

小山よしえ(東大阪市・フタバ学園長)

 

保育園における栄養給与目標算出例にも示されているように、保育園給食は、おやつを含む未満児では栄養所要量の50%、以上児では(主食を除く)40%とされていますが、これは通常保育のことで近年の保育園の保育を見ますと、11時間保育であったり、延長保育を受ける子どもが増加傾向にある中、間食のあり方、内容等について考えなければならないように思います。

当園においても、平成6年より午前7時より午後7時の延長保育がはじまり、特に、午後7時を過ぎることも多く見られるようになり、子どもの心のケアを含む間食のあり方を考えるようになりました。

母親の就労体制が確立され、保育園の役割も多様化されています。

手作りおやつは母の愛情であたえるのが当然であったものが、今ではほとんど望めません。

保育園より帰宅途中、スーパーに立ち寄り子どもの好きなものを買いあたえる現状、そうした食生活に起因する健康問題も深刻になりつつあります。

“保育園における間食の取り過ぎによる肥満等、生活習慣病”

 

 

 

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