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(2) 風観測時刻の台風諸元

衛星が風を観測した時刻の台風位置及び中心気圧は、6時間毎(3時間毎)のデータを基に、分単位で時間内挿することによって求めた。また、台風の進行速度と向きは6時間毎(3時間毎)の台風位置をもとに、その間は一定速度で進行したものとして算出した。

 

(3) 風分布の重ね合わせ

台風中心を原点とした極座標上に配置された各観測時刻の風向風速データの中から、原点からの距離が500km以内のものだけを抽出し、半径方向に10分割(50km間隔)、動径方向に16分割(22.5°間隔)された合計160の領域毎にスカラー平均した風向、風速を算出した。重ね合わせをする条件は以下のように定めた。

1] 全データ

2] 台風の中心気圧別に3種類(〜959hPa、960〜989hPa、990hPa〜)

3] 台風の進行速度別に3種類(〜10km/h、11〜24km/h、25km/h〜)

4] 台風の中心気圧と進行速度を組み合わせて3種類

(960〜989hPaかつ〜10km/h)

(960〜989hPaかつ11〜24km/h)

(960〜989hPaかつ25km/h〜)

 

表2.2 重ね合わせの各条件に対応する台風の中心気圧と進行速度の平均値

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