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・温泉に3日入るだけでも肌の状態は変わる。家に帰ってから使える、ボディーローション、入浴剤などがあれば1年間、四季折々に4回×2泊3日というプログラムが出来ると思う。お風呂だけでなく、組み合わせ次第(ファッション、リラクゼーションなど)で、「3日間で変わる」ことは可能ではないか。

・出産した女性をターゲットにした、子供連れでもゆっくり出来るようなケアを含めた場を作ってもらいたい。

・別府には広島、長崎で被爆した方々が長期滞在で療養しており、温泉が被爆した人に効くということは歴史が証明している。アバウトな温泉治療では人は来ないと思う。温泉の効用を具体的に示し、これにはこの温泉が効くと明確に示していけると良い。

・シミュレーションで、健康保険や介護保険の適用に結びつくような資料を残していってほしい。一度温泉地の平均寿命を調べてみてはどうか?日本の平均寿命より高いのではないか?

・長期滞在には肉体的なリラックスと併せて、精神的なリラックスが必要。観光や地域の文化に触れることが出来るようなコンビネーションが大切。

・フランスで観光地づくりの3原則として、1]リピート2]分散(周辺に訪れたくなるような場所の設定が必要)3]プレスティティー(そこに来たことが誇りに思えるようなイメージ作り)がある。分散という意味では、湯布院、別府、宇佐の30分圏内で、魅力の多様化を計るなど、近隣観光地との協力体制を整える必要がある。

・長期滞在プランをショルダーシーズンの空室、空席を利用して設定すれば、安く利用出来、利用者も喜ぶ。それがオンシーズンの拡大にも繋がるのではないか?

・別府は海の利用が少ない。ディナークルーズで海の幸を食べて健康に拍車をかけることも考えられる。もともと海水浴は、海水の成分を利用した治療から始まっているため、これからの研究によっては、海の活用が考えられる。

 

 

 

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