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<まとめ〜別府への提言として>

ペッツァート女史

一番大切なのは、ここにあるファンゴを分析するということ。それによって具体的なアクションが起こってくる。私自身、別府に来て2種類のファンゴに興味を持ったが、これが本当にうまくいくかということは、大学の先生・科学者・知識学者の分析を待たなければ分からない。どれが一番水分を吸収するような化学成分を持つ理想的なコンビネーションになるのか?これが決まれば次のステップに移るのは、簡単なことである。そこでどのような製品を作っていくか、どのようなケアを行っていくか、美容に関しても医療に関しても同じであると思う。

化学的な裏付けを持って、地道な活動を続けていかない限り、結果は生まれない。私は結果が生まれてくることを期待する。そうして初めて将来の展望が見えてくると思う。

 

ファブリ博士

重要なのは組織を作ることと、もう一つは、科学者・地質学者・医者・保健所・コスメティック・企業家の方々が参加する委員会を作り、スーパーバイズの作業を行う委員会が必要である。化学関係・政治・企業・最終的にユーザーに対する保証にも繋がる重要なことであると思う。

 

林コーディネーター

別府ではすでに「温泉と美容」だけでなく、「温泉と医療」、「温泉と産業」ということで組織が立ち上がっており、今後も進めていきたい。

今回、別府の泥に対するお墨付きを頂くことが出来た。施術やリサイクルのノウハウも協力していただけるということ。また、日本の方からは製品化についての助言も頂けるということで、メンバーともども大変参考になった。お礼を申し上げたい。

 

 

 

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