コラム:運輸政策審議会答申
急速な少子・高齢化の進行やグローバルな競争の一層の進展、地球温暖化等の環境問題の深刻化、情報技術の飛躍的進展等の経済社会の大きな変革の中で、これらの状況に対応した長期的な展望に立った21世紀初頭における総合的な交通政策の基本的方向を確立することを目的として、1999年5月に運輸大臣は運輸政策審議会に対し諮問(「21世紀初頭における総合的な交通政策の基本的方向について」)を行い、2000年10月に答申がまとめられました。
同答申では、「クルマ社会」からの脱皮、環境との調和と安全の確保、ITの活用による交通システムの高度化、交通インフラの整備と活用を重点課題として捉え、環境問題についていえば、「自動車交通のグリーン化」、「海上輸送の新生」、「循環型社会の構築」等が提言されています。
コラム:国土交通省の発足
2001年1月6日から、これまでの北海道開発庁、国土庁、運輸省、建設省の4省庁を母体として「国土交通省」が発足しました。国土交通省では、4省庁の縦割りを廃し、省庁再編による総合のメリットを最大限に生かし、質の高い施策を無駄なくスピーディーに行うこととしています。環境分野においても、大気汚染・水質汚濁・騒音等の地域環境問題や循環型社会の構築等の諸課題に対し積極的な施策の展開が期待されます。