気液平衡器は、シャワー方式であり気液平衡器を含む装置閉回路内にある少量の空気(2l)を循環させながら、大量の海水(6l/minのシャワー状態)を接触させて二酸化炭素に関して溶解平衡の状態を作る。気液平衡器内の液相の水位上昇による分析部への海水流入を防ぐため、気液平衡器にはフロートスイッチ(水位が上昇した場合、気液平衡器内を大気圧に開放して水位を下げる機能)を設けた(図2.2.2-5)。 気液平衡器は二重構造になっており、外側に海水を流して内側のシャワー部分(気相)の温度を海水試料の温度に保つ様にした。
気液平衡器は、シャワー方式であり気液平衡器を含む装置閉回路内にある少量の空気(2l)を循環させながら、大量の海水(6l/minのシャワー状態)を接触させて二酸化炭素に関して溶解平衡の状態を作る。気液平衡器内の液相の水位上昇による分析部への海水流入を防ぐため、気液平衡器にはフロートスイッチ(水位が上昇した場合、気液平衡器内を大気圧に開放して水位を下げる機能)を設けた(図2.2.2-5)。
気液平衡器は二重構造になっており、外側に海水を流して内側のシャワー部分(気相)の温度を海水試料の温度に保つ様にした。
図2.2.2-5 気液平衡器(左)フロートスイッチ拡大図(右)
測定環境のパラメータとして、気液平衡器内気相の温度、液相の温度、検出器出口の圧力を二酸化炭素濃度測定と同期させて記録・保存した。 上述の標準ガス、大気試料、海水試料の測定頻度は、標準ガスおよび海水中の二酸化炭素濃度が1時間毎に1回、大気中の二酸化炭素濃度が1時間に3回で、制御部により自動的に行った。 二酸化炭素測定装置の系統図を図2.2.2-6に示す。
測定環境のパラメータとして、気液平衡器内気相の温度、液相の温度、検出器出口の圧力を二酸化炭素濃度測定と同期させて記録・保存した。
上述の標準ガス、大気試料、海水試料の測定頻度は、標準ガスおよび海水中の二酸化炭素濃度が1時間毎に1回、大気中の二酸化炭素濃度が1時間に3回で、制御部により自動的に行った。
二酸化炭素測定装置の系統図を図2.2.2-6に示す。
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