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収支予想の前提

会員:収支予想は成長シナリオ。1年目150人→4年目600人。

車両数:会員・車両比率1年目7.5:1→4年目12.5:1

収人:申込料、利息、使用料、補助金。Oregon Department of Environmental Qualityからの補助金はパイロット・プロジェクト支援のためのもの。

車のリース:車の小売り価格(選定した車数種の平均で12448ドル)と減価償却費はMoneyMagazine誌の金額を採用。リース金利は8%を採用。リース管理費5%を上乗せ。

その他支出:燃料費、修理費はMoney Magazine誌を参考にした。車両アクセス設備費と保険料は業者見積もりによる。予約サービス料は、1年目は会員150人が14回/人・月の予約をし、予約1件当たり2分を要すると想定して計算。駐車場代は相場に基づく。ただし、年々駐車場代の高い所に進出すると想定。

その他前提:連邦税・州税は想定せず。利率5%。脱会者ゼロ。

 

会員の行動の想定:収入予想にとって重要。→Metroのデータ(1994年にポートランド都市圏の4451世帯の交通行動(67900トリップを含む。)等を調査したもの)を分析。

カーシェアリングのターゲット地区およびその周辺に絞って分析し、通勤以外の自動車利用トリップの平均距離は3.6マイルで平均時間は1.03時間という数字を得たが、通勤以外の自動車利用トリップが3.6回/日と極めて多いため、これらの数字は財務分析には使用せず。

カーシェアリングになったら、複数のトリップを束ねて1トリップ当たりの距離と時間を長くする可能性あり。これはスイスで見られたこと。さらに、カーシェアリング利用の一定割合はセカンドカーとしてであるから、Metroデータより使用頻度は低いであろう。

カーシェアリング会員1人当たりのの利用回数は14回/月、2.1時間/回、走行距離14.5マイル/回と想定。これは2400マイル/年とかなり短い年間走行距離ではあるが、様々な会員の平均であるから妥当な数字である。

 

【参考】

事業計画案と、パイロットプロジェクトやその後の事業展開内容との主な相違点

 

1] 運営規模

事業計画案では「20台、150会員」 → パイロット・プロジェクト期間終了時「9台、110会員」

→ 現在「20台、300会員」

 

2] マーケティングのターゲット

事業計画案「1地域内の1地区でも可」 → パイロットプロジェクト期間中 4地域を幅広く

 

 

 

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