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3] 社会的支援等…制度、行政面

カーシェアリングは環境負荷の抑制に効果があると期待され、都市空間占有の大幅な減少効果もある。従って、カーシェアリングの普及は社会としてサポートする必要性は高い。そのためには、カーシェアリングという自動車の共同利用の存在と効果を制度として認知する必要がある。制度整備、車にかかる税金やカーシェアリング運営団体の活動に関わる事業税等の減免措置、カーシェアリングの車両や施設等への補助金、融資制度の拡充など、様々な社会的試演が望まれる。

 

ア. 制度整備の必要性

レンタカーとは限定された会員間での利用という点で大きな違いがあり、普及が社会的に一般化する可能性もあり量的に環境効果も大きい。環境負荷への削減が期待でき、社会としてその存在を認知することは重要である。

これまで車の共同利用を社会として積極的に普及するべき重要な交通手段の一つと考えていなかったため、共同利用に関わる制度がなく、制度整備をする必要がある。経済性が普及のための重要な要素であるので、レンタカーに要請されている諸規則を適用し、レンタカーに準じた運用をすることはコスト高となり成立困難となる。利便性も失われる。

 

●レンタカー関連法規等

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