1.6 日本デザイン学会の取り組み
1) 一般案内用図記号デザイン検討委員会の設置
前記の要請を受け、日本デザイン学会では、内部に「一般案内用図記号デザイン検討委員会」を結成し、5校の研究参加大学が自主申告の形で決定された。
・責任者:西川潔教授(筑波大学)
・連絡窓口:加藤久明(同学会担当理事)
・参加大学と代表者:筑波大学芸術系視覚伝達デザイン研究室
西川潔教授 木村浩助教授 山中敏正講師
千葉大学工学部デザイン工学科
宮崎紀郎教授
長岡造形大学造形学部
鎌田豊成教授
金沢美術工芸大学ピクトグラム研究会
服部光彦教授 黒川威人教授
多摩美術大学作業部会
太田幸夫教授
2) 日本デザイン学会の提言
研究にあたった各大学は平成12年3月に第一次報告書を作成し、その後、一般案内用図記号デザイン検討委員会において研究内容の相互発表、審議、本検討委員会へ提言すべき合意項目の抽出を行い、以上をまとめて研究成果として提出した。<資料1.日本デザイン学会「一般案内用図記号デザイン検討委員会」提言合意事項>
1.7 SDAの取り組み
1) SDA図記号制作監修特別委員会の設置
SDA内に、本受託業務を担当する「SDA図記号制作監修特別委員会(以下「監修委員会」という。)を設置し、委員はSDAの下記顧問及び会員で構成した。
委員長 田口敦子 SDA常任理事兼調査研究委員会委員長/多摩美術大学教授
委員 福田繁雄 SDA顧問/グラフィックデザイナー
委員 佐藤優 SDA副会長/九州芸術工科大学教授
委員 赤瀬達三 SDA副会長/(株)黎デザイン総合計画研究所代表取締役
委員 小泉雅子 SDA調査研究委員会副委員長/多摩美術大学講師
2) 候補者となる図記号造形専門家の募集
監修委員会において候補者を選定し、募集に応募するよう依頼した。また、SDAのすべての正会員に対して、募集を呼びかけた。
3) 推薦する図記号造形専門家の決定
監修委員会は候補者の資料を慎重公正に審査し、検討委員会へ推薦する造形専門家を2者決定した。決定にあたっては業務遂行に必要な次の能力を総合的に判断した。