※表中の車いす対応バスとは、全てローフロア車を指す(ただし、チェコの12台、スペインの10台、フィンランドの1台、カナダの数台の車両はローフロアではない=リフト対応)。表( )内はバス車両総数に占める車いす対応バス車両の割合。
※オーストリア、チェコ、スウェーデンはコーチ車両を含む数値。
※ギリシャはアテネ都市圏に限る。
※スイスはKTUサービスのみ。ほかにトロリー、コーチ車両が1995年時点で35,322台ある。
※イギリスは、車いすに対応したローフロアのみの数値。実際は、ローフロア以外のリフト付車両(台数はローフロアよりも少ない)もあるが、正確なデータが整理されていない。
参考までにわが国のバスのローフロア化の状況を表2-1-3-3に示した。表中のノンステップバスが欧州で言うローフロアバスにあたる。運輸省の資料では平成12年の3月末時点で840となっている。また、スロープ付きバスはステップのついた低床型のバスでスロープを装備したものであるが、これらのバスとリフト付きバスを合わせた台数が、1,600台弱である。欧州では「その他何らかの装備をした車両」に該当すると考えられる。わが国の乗合バス車両の数がおよそ6万台といわれており、それに占めるノンステップバスの割合は約1.4%である。交通バリアフリー法の基本方針では、この割合を2010年までに20〜25%にしていくこととなっている。