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平地を車椅子で移送する場合

 

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路面に凹凸がある場合(砂利道、砂道など)

 

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障害物を乗り越える(段差)場面

 

移動する際、段差はつきものです。ティッピングレバーを活用すると、楽に越えられますので要領を確認しておきましょう。

声をかけてから、ティッピングレバーに足を置き、体重をのせて、握りをぐっと下に引き、前のキャスターを上げます。キャスターを下ろす際も、声をかけ、ティッピングレバーを踏みながらそっと下ろします。

 

段差を上る…

 

1] 段差が低い場合

段差の近くまで車椅子をよせたら、声をかけ、グリップをしっかり持ち、ティッピングレバーを踏み込んで、キャスターを上げ、段差の上に乗せます。次に後輪を段差にあてて、グリップをしっかり握って押し上げます。

 

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段差を下る…

 

下りる際に危険なのは前方に転げ落ちる事です。したがって、後ろ向きで後輪を活用して安全に下りる配慮をしましょう。段差の近くにきたら、声をかけ、車椅子を後ろ向きに変え、段差の際までよせます。介助者が先に段を下り、グリップをもって、後輪をゆっくりと下ろします。次に声をかけ、キャスターを上げ、後ろに下がり、キャスターが段差を離れたら、静かにティッピングレバーを踏みながらキャスターを下ろします。

 

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