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図3.7 足とブロックの接触程度の定義

 

つま先や踵が点や線に全く接触していない場合は、「0個」もしくは「0本」と記入した。例えば、ブロック内で2歩接触した場合は、「0歩目:つま先・点1個、1歩目:踵・点3個」などと記録した。誘導ありの条件では、誘導路の両脇に敷設された横向き誘導ブロックを踏む場合がある。このときも、ホーム縁端を知らせるブロックを踏んだことになるので、接触程度を記録した。なお、接触程度を確実に観察できなかった場合は、並行して撮影したビデオ映像を用いて、実験終了後に確認・記録作業を行った。なお、この確認作業は、複数の観察者によって実施した。

・ 停止距離の定義

ホーム縁端を知らせるブロックを行きすぎて停止した場合(図3.8の上2つ)は、最終的な停止位置における進行方向前側の足のつま先位置とブロックの線路側に相当する端部の間の距離を停止距離とした(停止距離=Acm、停止距離=Bcmの例参照)。最終的な停止位置が、ホーム端を知らせるブロック内に収まっている場合は、停止距離=0cmとした。ブロックから踵がはみ出していても、つま先の位置がブロック内にあれば停止距離=0cmとなる。白杖を使う条件で、ブロックを白杖で検知して足がブロックよりも手前側にある場合では、停止位置のつま先からブロックの手前側の端部(ホームの内側)までの距離を停止距離とし、マイナス表記した(停止距離=-Ccmの例参照)。

 

 

 

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