3.3 実験結果および考察
被験者の特性、ブロックの周知度調査、ブロックの敷設幅拡張効果(実験1)、誘導ブロックと警告ブロックを隣接並行敷設した場合のホームの内側と外側の検知性(実験2)の順で、実験の結果と考察を述べる。
3.3.1 被験者の特性
今回の実験に参加した34人の被験者の特性を以下に示す。(1)から(6)は、被験者としての登録時の必要事項として聞き取り調査した。(7)から(9)は、実験開始前の時間を使って測定したり、自己申告を求めた。以下では、被験者の特性を全体的な分布として記述する。個人毎の特性は資料編2-7に示した。
(1) 年齢と男女構成
被験者の年齢構成と男女構成を以下に示す。男女の割合は、男20人、女14人であった。年齢構成を以下の図3.14と図3.15に示すが、10歳毎の年齢区間によるヒストグラムとWHOに準拠した年齢区間によるヒストグラムを併記した。なお、WHO準拠の年齢区間については、通産省製品評価技術センター平成11年度実験4)における表記にならい45歳から64歳までの区間を、45歳から54歳、55歳から64歳の2つの年齢区間に分割した。
