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図3.9 足とブロックの接触程度の定義

 

・ 停止距離の定義

停止距離の考え方を図式化したものを図3.10に示す。

ホーム縁端を知らせるブロックを行きすぎて停止した場合(図3.10の上2つ)は、最終的な停止位置における進行方向前側の足のつま先位置とブロックの線路側に相当する端部の間の距離を停止距離とした(停止距離=Acm、停止距離=Bcmの例参照)。なお、停止時に足を後ろに引いてしまった場合は、完全に停止するまでの一連の動作の中で最も前方に足を着いた場所までを停止距離とした。最終的な停止位置が、ホーム端を知らせるブロック内に収まっている場合は、停止距離=0cmとした。ブロックから踵がはみ出していても、つま先の位置がブロック内にあれば停止距離=0cmとなる。白杖を使う条件では、白杖でブロックを検知し、足はブロックよりも手前側にある場合がある。この場合は、停止位置のつま先からブロックの手前側の端部(ホームの内側)までの距離を停止距離とし、マイナス表記することとした(停止距離=-Ccmの例参照)。

 

 

 

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