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図3.7 誘導壁の模式図

 

4] 白杖を持たず誘導ブロックを使わない条件

杖なし誘導なし条件(警告ブロック30cm幅、40cm幅、60cm幅、異2-1、異2-2)

杖あり誘導なし条件と同じ誘導用の壁を使用した。

5] ホーム縁端を知らせるブロックがない条件

停止不要条件(前記1]2]3]4]で警告ブロックなし)

歩行方法は前記の1]から4]と同じである。

(e) 実験1 再試行

実験1のうち、ホーム縁端を知らせるブロックとは関係のない場所で止まってしまったり、直進歩行できずに大きく曲がってコースをはずれてしまったり、歩行速度や歩幅が適切に測定できなかった場合は、同じ条件で再試行を行った。再試行であることを被験者に伝えてしまうと、それ以降の歩き方が慎重になるなどの変化が生じる恐れがあったので、再試行であることに気づかれないように一連の実験の一部として実施した。

(f) 実験2 本試行

以下に実験2の手順を示す。

1] 被験者は実験指揮係の誘導で異種2列敷設されたホーム縁端を知らせるブロックの上まで移動し、ここで実験指揮係によって実験内容の説明を受けた。このとき、「現在は存在しない敷設方法であること」、「ホーム縁端を知らせる警告ブロックのホーム内側に誘導ブロックが敷設されていること」、「ブロックの敷設領域に直角に進入するが、どちら側から進入するかわからない状況であること」を十分説明して理解してもらい、その後、ブロックの敷設状況を白杖や足で確認してもらった。

 

 

 

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