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接栓の取り付け上の一般的な注意事項は、以下の通りである。

1] ケーブル外被と導体絶縁物を切断する長さ(A及びB寸法)は、使用する接栓に適合させる。

2] ケーブル導体は、ていねいに予備はんだ付けをしておいてから、絶縁スリーブを通してコンタクトにはんだ付けする。

3] ケーブル心線番号、又は、色分けとコンタクトの番号は、図面指示どおり結線し、誤配線のないように注意する。

4] 接栓のキャップにケーブルクランプのあるものは、確実にケーブル外被を保持して締付けること。(図4・36参照)

 

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図4・36 同軸コネクタ取付け(例)

 

4・3 機器及び空中線の取付要領

4・3・1 機器の取付要領

(1) 一般

機器を取付ける場合の一般的な注意事項を以下に示すので、取付け工事前あるいは工事中におけるチェックリストとして活用するとよい。

不具合がある場合には、造船所及び機器メーカと十分協議した上で工事を施行すること。

(a) 装備場所について

1] 操作が容易に行なえ、保守点検に十分余裕のある場所に装備する。

保守点検に必要なスペースを十分に確保するには、点検用ドア又は蓋の解放スペース、機器の内蔵物の引き出しスペース、工事用の電線接続スペースなどの考慮が必要である。

 

 

 

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