(注) ・ケーブルの名称の数字及び記号は次のような意味をあらわす。
「例」5C-2V:5=外部導体の内径(mm)
C=特性インピーダンス、C:75Ω、D:50Ω
2=絶縁体の種類(塩化ビニル充実絶縁形)
V=一重外部導体+PVC被膜、U=二重外部導体+PVC被膜 PVC:塩化ビニル
・外装の編組:亜鉛メッキ鉄線編組
・RG:Radio Guideの略
・U:Universalの略
(b) 光ファイバーケーブル
コンピュータの使用等により船内の情報量が増大し、それに伴ってケーブルの布設量も増大してきており、ケーブル量の削減、通信速度の高速化への対応、耐ノイズ性等の理由でコンピュータの伝送路用等として光ファイバケーブルを使用することがある。その一例を図4・15に示す。
なお、光ファィバー自体は通常のワイヤー形ケーブルと比べるとガラス製なので細くて折れやすく、布設工事に注意が必要なことや、機器への接続には特殊な工法が必要である。現在のところ船用としての規格がないので、使用にあたっては地方運輸局又は各船級協会に問い合わせること。