イ IRSは、「通信終了群」を受信した場合は、その群を受信したことを示す制御信号を送信後、待受け状態となること。
ウ ISSは、イに示す制御信号を受信した場合は、待受け状態となること。
エ IRSが回線を終止させたい場合は、送受信反転手順に従ってISSに反転後、回線の終止を行うこと。
(15) 再同期手順
ア 被呼局は識別信号が7文字の場合においては、呼出し信号を受信すると、「制御信号5」を送信すること。
イ 「制御信号5」が発呼局で受信された場合は、自動識別手順を実行すること。被呼局は「識別終了群」を受信すると、次の制御信号を送信すること。
(ア) 同期が中断されたとき、被呼局がIRSであった場合
1] 最後に正しく受信した通報が「群2」の場合は、「制御信号1」
2] 最後に正しく受信した通報が「群1」の場合は、「制御信号2」
(イ) 同期が中断されたとき、被呼局がISSの場合は、「制御信号3」を送信して送受反転手順を実行すること。発呼局は送受反転手順の後、次の制御信号を送信すること。
1] 最後に正しく受信した通報が「群2」の場合は、「制御信号1」
2] 最後に正しく受信した通報が「群1」の場合は、「制御信号2」
ウ 発呼局は、再同期手順を実行中に「制御信号4」を受信した場合は「通信終了群」を送信すること。
エ 被呼局は、受信した識別群と記憶しておいた発呼局の識別信号と比較し、一致した場合は該当するチェックサム信号を送信すること。
オ 被呼局は、「通信終了群」を受信すると一の「制御信号1」を送信し、その後も再同期状態にあること。
カ 識別信号が4文字の場合においては、再同期中の発呼局は次の動作を行うこと。
(ア) 「制御信号1」又は「制御信号2」を2回連続して受信した場合は、通報の送信を開始すること。
(イ) 「制御信号3」を2回連続して受信した場合は、送受信反転手順を行うこと。