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(11) 発呼局は、「制御信号3」を受信すると3の(11)に示す送受信反転手順を実行の後、通信を開始すること。

(12) 発呼局が受信したチェックサム信号が一致しなかった場合は、発呼局及び被呼局は次の動作を行うこと。

ア 発呼局は、前の識別群を送信すること。

イ 被呼局は、該当するチェックサム信号を送信すること。

ウ 発呼局は、受信したチェックサム信号を再び比較し、その前に受信したものと同じであった場合は通信を終了すること。

エ 発呼局は、誤ったチェックサム信号しか受信できない場合は、同一の識別群の送信は4回までとし、その後待ち受け状態となること。

(13) 発呼局は次に示す信号が正しく受信できなかった場合、それぞれに対応する動作を行うこと。

ア 「制御信号4」の場合は、「呼出し信号1」を送信し続けること。

イ チェックサム信号の場合は、該当する識別群を送信すること。

ウ 「制御信号1」又は「制御信号3」の場合は、「識別終了群」を送信すること。

(14) 被呼局は、一の群を正しく受信できなかった場合は、「繰り返し信号」を送信すること。

(15) 発呼局は、「繰り返し信号」を受信した場合は、その前と同じ群を送信すること。

(16) 被呼局は、発呼局の再送信により受信した識別群が、前に受信していたものと一致しなかった場合は、同一の識別群が二連続して受信するまで「繰り返し信号」を送信し、その後チェックサム信号を送信すること。

(17) 被呼局は、3の(14)に示す「通信終了群」を受信した場合は「制御信号1」を送信し、待ち受け状態になること。

3 通信の流れ

(1) 通信状態の情報の保持

通信の開始から待ち受け状態となるまで、次に示す情報を記憶していること。

ア 自局が、発呼局であるか被呼局であるかの情報

イ 自局が、ISSであるかIRSであるかの情報

ウ 上段シフト状態であるか下段シフト状態であるかの情報

(2) ISSは、通報のための群を構成するため「空線信号β」を送信してもよい。

 

 

 

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