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3] ケーブル心線番号又は色分けとコンタクトの番号は、図面指示どおり結線し、誤配線のないように注意する。

4] 接栓のキャップにケーブルクランプのあるものは、確実にケーブル外被を保持して締め付けること。

(8) ケーブルのクランプ方法

(a) レーダーユニットのケーブル導入部付近では、ケーブルに無理が掛からない位置で、できる限りユニットに近いところで必ずケーブルをクランプすること。

レーダー空中線の場合などで、防振ゴム台を用いて装備されたユニットの場合は、防振性能を損なわないように注意しなければならない。

この場合、第1クランプまでの寸法は450mm以上を標準とする。

(b) ケーブルのクランプ(例)

イ. 巻きバンド(図3・46参照)

 

194-1.gif

図3・46

 

鋼又はSUS(ステンレス)製のテープ状のもので、電線馬などを用いてケーブルに巻き付けて使用する。止め金具(バンドバックル)と工具が必要である。

ロ. クリップ(図3・47参照)

 

194-2.gif

図3・47

 

支柱又は馬を用いて、黄銅や軟鋼製クリップでケーブルをクランプする。

(9) ケーブル類の貫通・導入

ケーブルを、水密が要求される機器へ導入する場合、あるいは水密甲板や隔壁を貫通させる場合には、電線貫通金物(グランドともいう)を使用する。

防水を必要としない甲板や隔壁を貫通させる場合、あるいは非防水機器へ導入する場合には、ブッシングやコーミング(電線貫通管ともいう)を使用する。

 

 

 

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