(a) 充填孔?(図3・14参照)のねじふたを外し、指定の充填用コンパウンドを、波状の導波管とブッシングとの間に、注意深く充填する。
(b) 充填前にブッシングと導波管の防食層(ポリエチレン)の境界部分にプラスチックテープを巻き、空気抜きを1カ所設けておく。
(c) 空気抜きから充填剤が染み出してくるまで充填する。そうなれば充填剤が全体に行き渡っていることになる。
3・7・3 導波管の取付け
楕円導波管の接続台座への接続が終わると、導波管をアンテナマストなどの導波管取付台へ取り付け、貫通部から船内に引き込み、送受信機の接続部と接続する。その施工方法の一例を図3・18〜図3・20によって次に説明する。
(1) 空中線部側はフラットフランジ、送受信機側はチョークフランジであるので、その方向を間違えないようにする。
(2) 空中線部側の接続部に結露防止のためセパレータ(テフロンシート)を挿入して、接続・固定する。