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図2・32 ノーマルモードノイズ

 

(ii) コモンモードノイズ(図2.33参照)

このノイズは、回路線に同相で結合するノイズである。ただし、結合する電圧が違う場合、その差分がノーマルモード成分になる。

 

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図2・33 コモンモードノイズ

 

ノイズの結合の仕方には、次の1]〜3]がある。

1] 電磁結合ノイズ

周囲の電気回路によって機器の入出力信号ケーブルに生じる磁束の変化により、その信号ケーブルに誘起されるもの。

2] 静電結合ノイズ

機器の入出力信号ケーブルと周囲の電気回路との静電容量結合によって、その信号ケーブルに発生するもの。

3] 放射結合ノイズ

機器の入出力信号ケーブルが一種の空中線となり、外来電波によって、その信号ケーブルに発生するもの。

*:ノイズの種類については、JMS-9802(船舶電気装備技術基準)-1973による。

 

 

 

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