自船の動きは“TM”に切り替えられた時点で、船首船がブラウン管の中心を通って針路の反対側に約 2/3の半径の位置にセットされ、その点から自船の速力と針路に従って移動を開始する。その後、自船の位置が進行方向の半径の 2/3の点に達したら自動的にリセットされ、再び船首輝線(SHM)がブラウン管の中心を通り、元の針路と反対方向の約2/3の点にセットされる。この“TM”の動作中に自船の位置をリセットしたい場合(自船の前方を表示しておきたいようなとき)には、“リセットボタン”を押すことによって、手動で“TM”の開始点へのリセットができるようになっている。
6・2・2 方位の表示方式による分類
方位表示のモードには、ノースアップ、ヘッドアップ、コースアップ、の三つのモードがある。しかし、ARPAでは、ヘッドアップかコースアップのいずれかのモードと、ノースアップモードを持てばよいことになっている。